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言葉を使うということ

インターネットを利用するようになってから減ったことと言えば、図書館に行って調べ物をすることがありますが、家でも辞書を引いたり百科事典を使うことがめっきりと減ってきました。
これはちょっと、良くない傾向だな。と思うのですが、ネットというのは広範囲において便利だし、家に居たまま調べ物が出来るので、ついついこちらばかりになってしまいます。


最近読んだ本で非常に面白かったものに、「博士と狂人―世界最高の辞書OEDの誕生秘話」という文庫があります。
オックスフォード英語大辞典・OED(The Oxford English Dictionary)として有名な、現在(2nd Edition)は20巻で構成されている辞典の、発案から刊行に至るまでの悲劇と感動のノンフィクション小説です。

最初の版では、収録単語数41万語超、用例に至っては162万超、全12巻を刊行するのに70年も掛けたという(のか、掛かってしまったというのか)、気の遠くなるような仕事の内容が、博士(ジェイムズ・マレー)と狂人(ウィリアム・C・マイナー)の2人の人物を中心として書かれています。

最後著者のあとがき以降では、現代に無理矢理引き戻されてしまうのが少し残念でしたが、“あの時代だからこそ出来た偉業”(色んな面において)に、感動の一言です。

ちなみにこのOEDは現在全面的な改定を行っていて、3rd Editionが2010年に完成予定とのこと。かつてはカードに手書きで行っていた作業も、コンピューターの導入で以前とは比べ物にならないほどのスピードアップがされているようです。

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